【パリ=松井孝予通信員】「ランバン」は昨年10月末に退任したレディスコレクションのアーティスティックディレクター(AD)、アルベール・エルバスの後任として、ブシュラ・ジャラール(45才)が3月14日付けで就任すると発表した。
ジャールは仏エコール・デュプレ卒業後、「ジャンポール・ゴルチエ」「バレンシアガ」「クリスチャン・ラクロワ」で20年以上経験を積み、10年に自身の名を冠したメゾンを創設。13年12月にオートクチュール正式メンバーに格付けされた。ADに任命されたジャラールは、「調和とまとまりのある今の時代のファッションをランバンにもたらすことが私の誓い」とコメントした。
ランバンのミッシェル・ウィバンCEO(最高経営責任者)は、「ジャールの才能、厳格さ、カットと素材に対する熟練はパリのクチュールメゾンで最も古いランバンに新鮮でモダンな風を吹き込んでくれるだろう」と期待を表した。