渋谷ファッションウィーク実行委員会（実行委員長＝大西賢治渋谷道玄坂商店街振興組合理事長）は、渋谷駅周辺を会場に、商店街や大型商業施設が共同で渋谷の街の魅力を発信するキャンペーン「渋谷ファッションウィーク」を１０日から開いている。今回で５回目の開催で、２１日まで。
期間中、東急百貨店本店と東横店、西武渋谷店が、色をテーマに連動してフェアを行う。３店の合同の取り組みは初という。ほかに、渋谷パルコがデザイン集団Ｔｏｍａｔｏの結成２５周年記念展覧会を開き、１４～１９日には、「メルセデス・ベンツ・ファッション・ウィーク東京１６年秋冬」が、渋谷ヒカリエを主会場の一つに開かれる。
ウィーク開幕前日の９日には、渋谷ヒカリエ１１階の東急シアターオーブで、ウィークに参加する渋谷の商業施設の館長や総支配人らが登場するファッションショーを行った。渋谷育ちというファッションディレクターの干場義雅さんを総理大臣に見立てて、〝渋谷ファッション内閣〟を組閣するパフォーマンスを見せた。
山縣良和さんが主宰するファッションスクール、ここのがっこう出身の若手ブランド「ピテカントロプス」「ホワイトリリー」のショーも行った。
「大型商業施設が客を奪い合うのではなく、連携することで渋谷の街をアピールできていることに意味がある」と大西実行委員長。
