ワコールは16年春夏、「快適性への進化への挑戦」を掲げ、現代女性が求めるブラジャーのニーズに対応する新コンセプト〝新・解放〟系ブラを打ち出す。
新・解放系ブラは、「解放感」「安定感」「肌触り感」「造形感」の四つの要素を満たすブラジャーを総称したもの。ワコールブランドが16年春に発売する「SUHADA」(スハダ)、ウイングブランドの春の新製品「まるでヌードブラ」、夏の「ときはなつブラ」のほか、直営店向けの新商品「ブラジェニック」を、新・解放系ブラとして訴求する。
ブラジェニックは「『かるがるキマる。ぷっくり丸胸。』をかなえてくれる、次世代ブラ」をテーマに開発した。上カップ・下カップともに厚みを持たせた「ダブルアップ構造」でボリュームアップさせ、幅広い面でサポートする「ワイドシート構造」がワイヤなしでもきれいな谷間を作る。
ブラジェニックはアンフィ、ワコール・ザ・ストアなどで販売する「Wベーシック」タイプ(3300円から)と、ウンナナクール、ランチなどで販売する「ウンナナクール」タイプ(2800円から)の2種類。両タイプの2~7月の販売計画は15万枚。スハダ、まるでヌードブラ、ときはなつブラ、ブラジェニック合計の2~7月の販売計画は80万枚。
「事業部横断型の共通コンセプトを設定するのは初めて。オールワコールとしての打ち出しも強めていく」(安原弘展社長)としている。